日本の世界遺産～小笠原諸島～

◆小笠原諸島◆

「東洋のガラパゴス」と称される動植物の宝庫

東京から約1000キロ南の太平洋上に浮かぶ島々。独自の進化を遂げた生物が数多く生息していることから「東洋のガラパゴス」と呼ばれており、2011年に一部の地域を除いて世界遺産に登録されました。

国名　　　：日本
登録名称：小笠原諸島
遺産区分：自然遺産
登録年　 ：2011年
登録基準：（ⅸ）




■特異な生態系を形成する亜熱帯の楽園

30余りの独立した島々からなる小笠原諸島は、行政上は東京都小笠原村に属しています。島の多くは無人島で、一般住民が暮らしているのは父島と母島のみです。このほか、硫黄島と南鳥島に自衛隊が駐屯しているだけです。

地域最大の特徴は、なんと言ってもほかには類を見ない特異な生態系です。小笠原諸島は一度も陸続きになったことがない閉鎖的な環境であったため、動植物が独自に進化して多彩な固有種が生まれました。



近年は、外来種の繁殖や観光客の増加による自然破壊が顕著になってきており、各島では観光客数の規制をするなど、自然との共生を目指して環境保全に努めています。



＜アクセス＞
東京港竹芝桟橋から父島まで定期船で約25時間半。観光シーズンは3～4日に1便、オフシーズンは6～7日に1便となっています。

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