日本の世界遺産～白神山地～

◆白神山地◆

人の影響をほとんど受けていない世界最大規模のブナ天然林

青森県と秋田県にまたがる白神山地は、世界最大規模のブナ天然林を有する山岳地帯です。1993年に、人の影響をほとんど受けていない中心部の約1万7000ヘクタールが自然遺産に登録されました。

国名　　　：日本
登録名称：白神山地
遺産区分：自然遺産
登録年　 ：1993年
登録基準：（ⅸ）




■ほぼ手付かずのまま残る広大なブナの原生林

青森県南西部から秋田県北西部にかけて広がる白神山地は、標高1000m以上の山々が連なる山岳地帯です。一番の見所は、約8000年前に形成されたブナ天然林です。このブナ林は、古くから薪や木炭として利用されていましたが、地盤が崩れやすいために、大規模な伐採は行われず、広範囲にわたってほぼ手付かずの状態で残存しています。

世界遺産に登録された地域は約4000種もの動物が生息しており、禁猟区にもなっています。現在、白神山地では、通年禁猟の是非や、核心地域への入山を全面禁止にするかなど、さまざまな課題が議論されています。



＜アクセス＞
東京から青森空港までは飛行機で約1時間。青森空港からはバスで弘前市を経由して車またはバスで1時間半～2時間程度かかります。

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